ケアレスミスが多い子の対策を考える
授業はわかっているようなのに、ケアレスミスが多くてテストの点がとれない子というタイプがいます。
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ミスがなければ80点とれていたはずと満足するのは間違っている
授業やワークの字も汚かったり、きちんと消さないで重ねて書いてしまったりできれいに書けず、提出物などでも点がとれなかったりします。
まずは意識改革でよく言い聞かせる必要があると思います。
「授業についていくのがむずかしくてやっと60点とるのと、授業はわかっているけど不注意で60点とるのは、違うようでも、結局は同じ60点だとしか人は評価しない。
60点しかとれていないのに、ミスがなければ80点とれていたはずと満足するのは間違っている。実際60点しかとれなかったのだから、悔しがるべき。
内申できちんと点をとり、希望の高校に行きたいのならば、実際にそれなりの点をとってみせなければまったく意味がない。
テストが帰ってきたら、毎回、なぜ、間違ったのかは見直す必要がある。ケアレスミスだと思うなら、ケアレスミスでどれだけ点を失っているかよく数えてみるといい。一緒に見直しをしてみようよ。手伝ってあげるから。
そのケアレスミスこそ、あなたが克服すべき弱点なんだから。
でも、すべてがケアレスミスだと思い込むのも早とちりで、実はちゃんと理解していなくてできてないところもあるのかもしれない。しっかり演習量を増やして問題に慣れておくのが大事。
そして、授業を集中して聞き、ていねいにノートやワークを書く。
テストを受けるときはいつも100点をとるつもりで準備して受ける。80点とるつもりだと60点しか取れない。よくても80点しかとれない。100点をとるつもりなら80点、90点とれることもある。実際に100点だってとれるかもしれない。だから、いつも100点をめざして勉強すること。
そしてテスト中、時間があまっても時間いっぱいギリギリまで何度でも見直す。それを実行しなさい。」
そんなふうに根気よく教えてあげるのもいいかなと思います。
本人や家族に深刻な困り感をもたらすほどの不注意傾向で苦しむ場合も
「将来、仕事をするときに、ケアレスミスでした、といういいわけは通用しないので、いまできるだけそれを直しておくのも社会人になるための大事な勉強」ということを伝えるのも大切ですね。
また、書きやすい筆記用具を用意してあげるのもいいとおもいます。お子さんに合うものをいくつか探し試してみてはどうでしょうか。
不注意は、テストのケアレスミスだけでなく、忘れ物や、普段の行動の不注意などにもつながることがあると思います。
場合によっては本人や家族に深刻な困り感をもたらすほどの不注意傾向で苦しむ場合もあります。
その場合は発達のデコボコ、発達障害などの可能性も考えられると思います。
子どもの発達障害に詳しい心療内科、精神科などで検査をしてくれます。診断されれば、療育や投薬治療が効果があるかもしれません。
実際わたしは発達障害の投薬治療を受けていますが、不注意や意欲のなさがずいぶん改善しました。
また、強みと弱みがわかると対策すべき点がわかったり、強みに自信を持てたりするので、そういう面でメリットもあります。
本日は最後までお読みいただきありがとうございました。また読んでいただけるようにがんばります。